近刊本のご案内(宣伝)です。
脳の画像診断についての本を近く上梓します。京都府立医大の山田惠教授と当教室の三木が共同で編集しました。
脳の画像診断についての本はこれまでにも多数出版されていますが、本書は、日常の読影作業や症例検討会のような臨場感を味わいながら即戦力を身につけていただくために、新しい企画として、下記のような構成としました。
- 病名が最初にわかってしまってから読むと、病名を推定する思考過程が省かれ記憶が定着しにくくなりますので、各項目の冒頭には検査目的と画像のみを提示し、病名は読み進めてからわかるようにしました。(疾患はランダムに配置し、目次は2つ作り、1つめの目次には病名を記載していません。)
- 難易度を三段階のレベル(入門編・実力編・挑戦編)に分けて配置しました。(挑戦編では病変の部位を示す矢印をあえて少なくしています)
- 各項目にQ&Aを配置し、周辺知識も習得できるようにしました。
- 神経系以外の画像診断が専門の先生方にも執筆陣に加わっていただきました。(これにより「厚み」が出ました)
4月中旬に開催予定の日本医学放射線学会総会の書籍コーナーに展示予定ですので、出席予定の先生方は是非お手にとってご覧ください。