消化器・腹部放射線(画像)診断学において、日本消化器病学会雑誌 がとても役立ちますよ、ということを以前お話ししましたが、最新号(2019年116巻12号)から下記3論文を紹介します。
今月のテーマは、「(総論):膵嚢胞性腫瘍の診断と治療」となっており、包括的に膵嚢胞性腫瘍に関して学べます。
「膵囊胞性腫瘍のマネージメント.(日本消化器病学会雑誌 116(12):961-970, 2019.)」
膵囊胞性病変の診断における基本的なアプローチや診療方針、注意すべき点が、まとめられています。
「膵囊胞性腫瘍(IPMNおよびMCN)の病理診断の実際.(日本消化器病学会雑誌 116(12):971-978, 2019.)」
膵囊胞性病変の実際病理診断過程のみならず、新WHO分類2019における最新病理updateや変更点が紹介されています。
「膵囊胞性病変のCT・MRI診断.(日本消化器病学会雑誌 116(12):979-993, 2019.)」
膵囊胞性病変のみならず、鑑別すべき嚢胞変性を来しうる充実性病変まで、独特の観点から放射線画像的鑑別点を非常に詳細に理論的に解説しています。
他の日本消化器病学会雑誌関連は、こちら。
今年の配信は、これで終わりです。
皆様、良いお年をお迎えください。