ちょっとした放射線医学教科書の代わりになる総説雑誌を紹介します。
それは、RadioGraphics です。
(http://pubs.rsna.org/journal/
Radiological Society of North America(RSNA)の学会総説雑誌です。
隔月刊と特集号誌である10月号のMonograph Issueと併せて年7回発刊されています。
発刊1年後にオープンアクセスとなります。
RSNA Annual Meetingでの展示から選ばれた教育的総説と一部症例報告が
サイト上の「Browse by」から、関心のある領域をまとめて閲覧出来るのが便利です。
最新号(September-October 2017 Volume 37, Issue 5)から、下記論文を紹介します。
「Molecular and Clinical Approach to Intra-abdominal Adverse Effects of Targeted Cancer Therapies. (RadioGraphics, 2017, 37(5):1461–1482.)」
(http://pubs.rsna.org/doi/full
抗癌剤の進歩とともに、多岐にわたる副作用が報告されています。
もはや何でもありだなと感じていますが、
・Fatty Intra-abdominal Lymph Nodes, particularly among patients with
chronic lymphocytic leukemia receiving therapy with rituximab.
・Lymphangiectasia of the Small Bowel, is possibly related to antiangiogenic tyrosine kinase inhibitors (anti-VEGF therapy).
上記の二つは、びっくりしました。