令和7年度医学部長賞を受賞しました

当科の田北大昂が大阪公立大学 令和7年度医学部長賞(優秀賞)を受賞しました。
令和5年度に続き、田北が同賞を受賞するのは2回目です。

【受賞論文】
Takita H, Kabata D, Walston SL, Tatekawa H, Saito K, Tsujimoto Y, Miki Y, Ueda D. A systematic review and meta-analysis of diagnostic performance comparison between generative AI and physicians. NPJ Digit Med. 2025 Mar 22;8(1):175.
https://doi.org/10.1038/s41746-025-01543-z

【受賞論文の概要】
近年、ChatGPTなど生成AIの活用が医療分野でも注目されており、これまでに生成AIの診断能力に関する研究論文が多数発表されています。しかし、それぞれ評価基準が違うため、実際の医療現場で利用できる診断能力がどの程度あるのか、医師との比較においてどのような特徴があるのかなど、包括的な分析が必要でした。
大阪公立大学大学院医学研究科 放射線診断学・IVR学の田北 大昂講師、人工知能学の植田 大樹准教授らの研究グループは、医療に関する生成AIの診断能力について2018年6月から2024年6月までに発表された83報の研究論文を用いてメタ解析を実施しました。その結果、専門医は生成AIよりも診断精度が15.8%高く、有意差がありました。しかし、生成AIの平均診断精度は52.1%で、医師全体と有意差がなく、非専門医との差も僅かでした。また、生成AIの最新モデルについては、有意差はないものの非専門医以上の診断精度を示す場合もありました。本研究により、生成AIは専門医の完全な代替とはなりませんが、医学教育や非専門医の診断支援などでの活用が期待できます。

https://www.omu.ac.jp/info/research_news/entry-17114.html