IVR(画像下治療)学部門

IVRとはInterventional Radiologyの略で、海外ではIRと略されます。CTやX線装置を始めとした機械の補助下にカテーテルや穿刺針を使って、外科的手術よりも低侵襲に行う治療を総称しています。知名度の高いものでは肝腫瘍に対する治療である経カテーテル的肝動脈塞栓術(TAE)や経皮的ラジオ波焼灼術(RFA)などがあります。

当科ではTAEを開発した前々教授である山田 龍作先生の時代より活発にIVRを行っています。2台のIVR装置とIVR-CTを使用し、年間約900-1000件程度のIVRを施行しており、大学病院でもトップクラスの件数を誇っています。

治療内容については上述の肝腫瘍に対する治療だけではなく、バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)、動脈硬化症にともなう大動脈瘤や下肢虚血に対する大動脈瘤ステントグラフト内挿術 (EVAR)、経皮的血管形成術(PTA)など多彩な治療を行っています。また、子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術(UAE)、椎体圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術(PVP)なども積極的に取り組んでいます。

 

当科で行っている治療

肝腫瘍に対する治療
経カテーテル的肝動脈塞栓術 Transcatheter Hepatic Artery Chemoembolization : TACE
肝動注療法 Transcatheter Hepatic Arterial Infusion : TAI
経皮的ラジオ波焼灼術 Radiofrequency Ablaton : RFA

門脈圧亢進症【静脈瘤(胃・十二指腸・食道・小腸・結腸・ストマ)や難治性腹水】の治療
バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術 Balloon-Occuluded Retrograde Transvenous Obliteration : B-RTO
経門脈的静脈硬化術 Percutenous transhepatic sclerothrapy : PTS    
脾動脈塞栓術 Partial Splenic Embolization : PSE
経静脈的門脈静脈短絡作成術 Transjugular Intrahepatic Portosystemic Shunt : TIPS (TIPSは2017年先進医療(制度)からは外れております。)

動脈硬化に伴う大動脈瘤や下肢虚血の治療
大動脈瘤ステントグラフト内挿術
Endovascular Aortic Aneurysm Repair : EVAR
経皮経管的血管形成術
Percutaneous Transluminal Angioplasty : PTA

その他の治療
肺腫瘍に対する経皮的ラジオ波焼灼術
Radiofrequency Ablation for lung tumor : RFA
腎腫瘍に対する経皮的ラジオ波焼灼術
Radiofrequency Ablation for renal tumor : RFA
子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術
Uterine Arterial Embolization : UAE
椎体圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術
Percutaneous Vertebloplasty : PVP
外傷性出血に対する動脈塞栓術
Transhepatic Arterial Embolization : TAE

 

リンパ瘻に対する塞栓(造影)術
膿瘍に対するCTガイド下ドレナージ術
など